「センスがない凡人」のための企画・大喜利発想方法。コツはたった一つ

大喜利は、好きだ

お疲れ様です、pontaです。

最近、クラクラで大喜利があって、ダントツいいねをいただきました。ありがとうございます。

きおきおさんによる、ドズルさんの名前募集でもダントツいいねをいただきました。

別にこれを自慢したかったわけではなくて(いやほんと)、前提として、私は大喜利系が昔から得意で、今も得意だと読者の方にわかって欲しかっただけであります。

ラジオのネタ番組とか、着信御礼!ケータイ大喜利 とかも投稿しては採用されていました。

で、私に大喜利センスがあるかというと別にそんなことはなくて、まあ、一般人に毛の生えた程度かなあと思うんですよね。

超人的な発想がポンポン飛び出してくるとかそういうことは、ありません。

わたし、凡人です。

いいネタのコツは、たったひとつ

ではどうやって採用作を生み出しているかというと、本当に簡単。

脳内で30個くらい候補を出して、そのうちマシなものを選んでいるだけ
なんですよね。

ほかの人って、たいてい、思い付いたはしから提出しちゃうんですよね。私はこれがほんとうに不思議で。どんだけ自分に自信があるんだと。

大喜利って、基本、滑るんですよ。大けがするんですよ。

その点、私は大喜利に自信がないので、30個のうち、いちばんよくできたものだけを選んでいるわけです。

1対30だからその時点で、有利なのです。

ふつうの人はぱっと思い付いた1個を「これ…よく見たら面白いんじゃない?」と、「アウトプットしたあとに、自分でも意図していなかったパワーが産まれる」と言わんばかりに人前に見せる。

ないから。筆者の意図していなかったパワーが文章にこもるとかないから。

脳内に漠然とあった思考や気持ちが文章に整理されてこもることはあっても、何となく書いたものには何も宿らないから。

ワイだって、だいたい30個思い付くと、29個くらいは「サムい」んですよ。

「うわ、俺、センスねえ」と感じる。実際ないんだと思います。

ただ残りの1個は、なんかちょっとまあいいのかなと。そして、それをよく伝わるように磨き上げる。

自分の思い付きなんてクソにも等しいから、せめて他人に伝わりやすい見れる程度のクソになるよう、お化粧してあげる。

大喜利回答30個を思い浮かべる速さは、だいたい1分~2分くらい。それを磨くのにさらに3分かかります。

ネタが思い浮かぶ速さはまあ、速いのかなとは思いますけれども、IPPONNグランプリに出ているプロの芸人さんはもっと速く解答しているので、ああいうのが本当にセンスのある人なんだと思います。

ただああいう芸人さんだって脳内で30秒くらいは試行錯誤していて、脳内でスベり倒して、マシなやつを口にしているとは思うので。

プロでさえそうなんだから、やはりわれわれ素人は彼ら以上に量産するしかないんじゃないかとは思うんですよね。

企画を量産し、そのあとマシなものを選抜し、それを練り上げる。それがすべてですよ。

自分にセンスはないという覚悟。

産み出したもののほとんどを捨てる思いきりの良さ。

才能を泥臭い努力で補っていくというエゴ。

大喜利に限らず、なにか企画を産み出すというのは、そういう地道で謙虚な脳筋プレイでやってくしかないんじゃないかなと、最近思っております。

のんきに絶望。漆黒の希望。

YouTubeの番組も企画も、作っては捨てっすね。

自分を信じない。自分を信じないから、才能なんていうおぼつかないものに頼らずにいられるんですよ奥さん。

幼少時の思いで

そんな私は自分に興味のある人の存在が昔から信じられず、自分の言葉に価値があるとも思っていないんですよ。いやマジで。

幼少時、30人くらいいる親戚の中で一番年下であったがゆえに発言権はなく、生意気な発言をしても「滑ってる…。空気よもうね…」みたいな雰囲気になること数知れず。

いやまあ、ちびっ子なりに可愛がられたんですけどね。ただ、ちびっ子が本で読んだ知識で知った風なことを大人の集まりで言ってもサムイじゃないすか。

それで滑り倒した。傷ついた。

だからこそ、親戚の寄り合いで普段は言葉を発せず、誰かが失言したり笑いを取ったり、「ここだ」というタイミングで気の利いたことを言うことに命をかけた。

それが面白いと、30人が湧いた。それが快感だった。

どんなひな壇芸人だよ。当時、小2とかです。

自分の言葉、面白くなければ価値がない。無造作にしゃべっても滑るだけ。そんな深層意識があるんですよね。

だから私は、無邪気な雑談が苦手なんですよ。「自分としゃべってもつまんないっすよ」という思いが先行するので。

とくに長いセリフとか、途中でみんなが飽きてるような気がしてきて。

逆に、ここぞというタイミングで、 脳内で試行錯誤しつくした短い一言は好きかもです。

そんな幼少時があってこその、大喜利好きなのかもですね。

そんなとこです。

以上、よろしくお願いします。