同窓会雑記:10代のころは嬉々として「オッサン叩き」をしていた同級生が、アラフォーになったとたんに「最近の若い人は」とか言ってるのを見て、「単にお前、自分と違う世代への許容量がなかっただけやん」的な
大学の同窓会に出てきました
お疲れ様です、pontaです。
先日、大学のサークルの同窓会に出てきました。
私の家庭の話に及び、「子どもは全然ほしくない」という人が結構いて驚き。そういう時代ですよね。
子供を持つデメリット
確かに、損得で考えれば、子どもを持つことは損ばかりです。ぶっちゃけ。
出ていく金額が半端ない。たとえばみなさん、美容室代が高いなーとか、毎月のケータイ代は結構かかってるなーとかあると思うんですけど、
子どもがいると自分とは別に1人、へたしたら4人ぶんの金額を負担しなければならないわけで、お辛い。
収入も同じで、子どもを産み育てている期間は収入がガクンと減る。
とくに17時までの時短勤務をしていて、子どもが熱を出すたびに重要な会議を欠席する働くお母さんはいまの日本ではなかなか出世コースに乗りづらい。
スキルアップの時間も育児ですりつぶされ、長い目で見たら、産まない女性に比べれば得られたはずの所得も少なくなる。
結婚自体はお金がかからず、共働きであればむしろ二馬力で稼げるわけで、裕福です。
子どもがいない夫婦とか最強ですよね。ふたりの収入を合わせれば、都心で打ちっぱなしのデザイナーズマンションに住むとか余裕です。
お金がかかるのは子どものほうです。
また、可処分時間、つまり暇な時間がガッツリ持っていかれます。
当然ですよ。子どもは目を離すと死ぬ生き物ですから。仕事には影響なかったですけど、趣味に費やす時間がまるでない。
私もブログを、まとわりつく子供のせいで2分に1回、集中力を持っていかれながら書いています。
ゲームも、日中はなかなかできません。クラクラのクラン、群馬帝国遠征軍は、楽しんで作ってきましたけど、わりとこう、一日の短い余暇をより集めてなんとかやってきた感じです。
これは別に私に限らず、子どもがいるお父さんお母さんも同じ状況だと思います。乙です。
だから合理性を突き詰めれば子供を作る意味って、あんまりないんです。
結婚はともかく、子供なぞつくらないほうが、裕福に、自由に生きることができます。
子供を持つメリット
ただ子供ができると、「なんのために産まれて、何をして喜ぶ。わからないまま終わる。そんなのは嫌だ!」みたいなモヤモヤが、だいぶなくなります。
これはメリットかな。
「生まれてきた意味」とかいう、哲学的な悩みから解放されるんですよね。
後世に自分の遺伝子を伝えることができた、というのは何ともいえない「やることをやりきった感」があります。
レオナルドダビンチは、モナ・リザで後世にその名と作品を残しました。
モーツァルトとかも同じですね。
ただ我らのような凡人とて彼らのような天才を持たなくても、子供を作っただけで後世に生きた証を残せる。
子どもが欲しくてもできない人がいる中で、「子供を持つメリット」を言いづらい世の中ですが、まあ、そういったものもあるよということで。
ただこれもまた、人によっては「堕落だ」とか言われそうですね。「自分の人生の意味を、自分の能力で証明できなくてどうすんだ!」って。
「俺は一代で出世して、この世に生きてきた意味を残すんだ」って人もいるでしょう。
それとも「生まれてきた意味なんて考えてないよ」って人もいるかもしれません。それらは正論オブ正論です。
ただ30代も後半に差し掛かると、そういうイケイケの強気で生きられる人って限られるんですよね。
若者は老けていく
優秀な若い人がどんどん出現し、年下の上司もできて、自分の限界を悟るようになってくるころには、強いことばっかりも言ってられなくなります。
かつての若きホープがくたびれたおっさんになり、才気ばしった若者が保守的な40代になり、月だって触れそうなほど高くジャンプできた奴らがジャンプさえしなくなるのを何人も見てきました。
10代のころは嬉々として「オッサン叩き」をしていた同級生が、アラフォーになったとたんに「最近の若い人は」とか言ってるのを見て、単にお前、自分と違う世代への許容量がなかっただけやん、みたいな思いにもとらわれたりして。
人は老けるししぼむんやなあ…。
まあ、ここを読んでる若い人って心のどこかで「自分は特別」と思って生きてると思うんです。それは悪いことではないです。
ただ年をくうと、その全能感や自信がなくなっちゃうんですよね。
それまで上り調子だった体力、集中力といった能力が下降線に入ることで、自分のピークが過ぎたことを悟らざるを得なくなるわけです。
自分はそういう「中年の危機」はまだ大丈夫で、イケイケですけど周りがどんどん老け込んでいるのを見て、そういうものんだよなあって思いました。
結婚しても、しなくても
そして同窓会で、独身主義だった人たち(特に男性)が急に「結婚しようかな」って弱気になっているのを見て、「人間って理屈じゃ割り切れないんだな」という感を強くした次第なり。
逆に、結婚している人たちがほぼ全員セックスレス、配偶者の愚痴、からーの不倫大会になっているのを見て、それもまたどうなんだって思うんですよね。
どっちのルートもけっこう修羅じゃねーか。
独身でも結婚しても子供がいても悩みが尽きない中で、若い人たちには、いずれジジイ、ババアになるという不可避の運命を見つめながら、日々、悔いなく過ごしていってほしいなと思っています。
死ぬし老いるし、病うのです。だからライフはビューティフル。
そんな雑記。すみません、散らばった文章で。
以上、よろしくお願いします。
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