【クラロワ/クラクラ】eスポーツも、ゲームコミュニティも「文脈」の蓄積される時間がエモさの醸成には必要ですよね―クラロワリーグ2019とWPLの開幕に寄せて

お疲れ様です、pontaです

クラロワリーグ 2019の日本チームのプロ選手が発表されました。

新顔あり、移籍あり。監督への勇退あり。

正直、去年の選手発表よりコミュニティは興奮してませんか?私はしてます。

それはなぜかと考えたんですが、たぶん初年度の去年より、2年目の今年のほうが見知ってる選手が多いからだと思うんですよねー。

移籍によって生まれる元チームメイト対決とかアツすぎますよー。

かたや去年は一昨年の「日本一決定戦」で活躍した選手しか知られていなかったですし、どんなリーグになるかは誰も想像できなかったから、選手発表時、盛り上がりも限定的だった気がします。

盛り上がらなかったわけじゃなくて、コミュニティも「さてさて、どんなリーグになるのやら。スパセル様のお手並み拝見」みたいな見(けん)の姿勢だったような。

今年はその点、想像もつきやすい。「RADが入ったPONOSはえぐいなオイ」とか、みんなの共通認識で出来上がっている。

クラロワリーグは去年1年でそういう「文脈」が整い、さらに濃く、強く、面白くなった感があります。

そしてそう考えると一昨年の「日本一決定戦」もまた、去年のクラロワリーグ初年度を盛り上げるために大事だったんだなとあらためて感じますね。

あれがなくていきなりクラロワリーグが出てきても、フチ、アマテラス、天GOD、RAD、ZEROS、といった選手はリーグ開幕時、無名なままであり、みかん坊やとけんつめしだけに注目が集まる寂しいスタートとなっていたことでしょう。

eスポーツに限らずイベントごとは、予算とアイディアさえあればすぐに熱量が上がるというものではなく、歴史、文化、物語、人と人との繋がりといったものがコミュニティにしみわたり熟成される時間もまた必要なのかなと最近、思っています。

そればっかりはどんな天才プランナーでも、奇才イベンターでも、時間と歴史の重みに屈する。あるいは助けられるところでしょう。

クラクラでいえば、まずは2016年にドズルさんの企画した大阪クラッシュがあり、その盛り上がりを受けてクラクラ公式リーグの話が持ち上がり、2017年、魅せるクラクラとして試験的にVERSUSが行われ、そこを発展させた公認リーグWPLにつながっていったという文脈があります(内側の話ですが言っていいでしょう)

WPLじたいも、「クラクラはぶっちゃけeスポーツに向いてないよね」というところからスタートして、ウェルプレイド社の知恵と改善力、そしてコミュニティのサポートで徐々に仕上がっていったわけで、一朝一夕にならずですよね。

WPLも本戦出場クラン決定戦が明日、始まりますけれども、積みあがった歴史というコミュニティの宝の上に、さらに宝が積み重なるわけで、楽しみですね。

とここまで書いていて、クラクラだと「誰目線だよ」になるのが難しいなと思いました。

クラクラはどこまでいっても立ち位置が当事者なので、他人ごとのように書いたら冷たく上から目線っぽくなるし、思い入れをもって書くと角が立つし。

ブロガーとしてはともかく、ライターとしてはクラロワのほうが楽っすね…。そんなことを思いました。なんてな!

以上、よろしくお願いします。