クラロワリーグのライターが語る。『クラロワのプロプレイヤーになる条件』とは?

クラロワリーグ2019が開幕するぞ!

お疲れ様です、pontaです。

クラロワのプロリーグ、『クラロワリーグ アジア2019』が今年も開催される模様。



私は今年もファミ通さんで記事を書かせていただきます。よろしくお願いします。

さて、SNSではさっそく、プロになりたいという強豪プレイヤーの声であふれています。

しかし、どうやったらプロになれるんでしょう。

20勝チャレンジや選考会などが今月、控えておりますが、各チームにはもうすでに去年プロになった選手たちが多く残留しています。
そのため、去年よりはるかに少ない枠の奪いあいになるのは火を見るよりも明らかです。きっつー。

私は去年、各チームの監督や選手に「どんな選手と一緒に戦いたいか」「プロとは何か」を聞く機会が何度かあり、それについて下記、まとめてみますので参考にしてください。

「あったりまえだろう!」ってことばかりかもしれませんが。

「20勝チャレンジ」で20勝していること

これは絶対条件ですね。20勝したからといってプロになれるわけではありませんが、20勝もできないようでプロになる資格はないといったところでしょう。
プロ野球の入団テストでも50メートル走で6秒、遠投で90メートルが合格ラインで、それが達成できてようやく野球のプレイを見てもらえます。
それと同じですね。

最多トロが高いこと

クラロワは「トロ=実力」の世界ですから、トロフィーが高いほどチームへのアピール力は強いでしょう。
しかし、トロがいくら高くてもデッキ一つしか極めていないプレイヤーはBANカードルールのあるクラロワリーグでは無力です。
得意カードをBANされちゃったら終わりなので。

なので最多トロはあくまで参考値程度におさまるのかなと。もちろん高ければ高いほど有利ですよ。

複数デッキを使いこなせること

去年、各チームがあらためて感じたことは、複数デッキを使えるプレイヤーの有用さでしょう。ひとつのデッキしかきわめてないプレイヤーは実にもろいです。
某チームの選考会ではBANルールとかあるんでしょうか?

アプデやBANにも柔軟に対応できる、幅の広いスキルの多さがプロとアマ、最大の差と言ってもいいかもしれません。

代行、不正エメを使用していないこと

クラロワ公式は代行行為、および不正エメの使用を禁じています。
ゆえに、それら黒い噂が絶えない選手については、採用されることはないでしょう。

いくら強くても、シーズン中に選手がBANとなるリスクをチームは取ることはないでしょう。

時間や約束が守れること

クラロワリーグに限らず各種プロ競技では遅刻に対し、厳しいペナルティが設けられています。
「強いけれど遅刻がひどい…」だと関係者の神経が死ぬので、採用は厳しいでしょうね。

大学や高校の単位が大丈夫な人

ノーコメント。

関東圏に住んでいること。あるいは関東に引っ越せること

これはマストではないのですが、関東住みが有利ですね…。
なぜなら去年のPONOSの躍進には、彼らがPONOS社員として毎日顔を合わせて練習をできたという環境の良さも大きく寄与したといわれているからです。

とくに2on2はコミュニケーション量が勝敗のカギを握りますので、近ければ近いほどいいなといったところ。

ただリーグにはピラメキ選手、Roraporlon選手のように遠地に住みながら活躍した選手もいたので必須ではないでしょう。諦める必要はありません。

性格が悪くないこと

クラロワリーグは長期戦です。1年を通じて、練習に限らず飛行機からホテルからプライベートに至るまでずっと顔を合わせ続けることになります。
なので、性格にクセのありすぎるプレイヤーの場合、一緒にいる仲間たちの士気にもかかわってくるので、採用されることはないでしょう。

googleの面接では「一晩いっしょに空港で寝泊まりできるような人かどうか」という視点で見られるそうですよ。
どんなに優秀でも性格がアレだと、チームのパワーが落ちるのです。性格がよくなくてもいいけど、荒法師だと困ります。

Twitterとかも見られると思いますし、過去のトラブルについても調べられると思います。オフ会に顔を出していたら「へんな感じの人じゃなかったよ」といった情報も回ると思います。
これを「選考の闇」と取るか。「当然だな」と取るかは意見が分かれると思います。

私は後者です。テクニックは練習でなんとかなっても、性格はどうにもならんので。

何らかの大会で実績を出している人

熱意は「がんばります」の言葉ではなく、実績に現れるっていうよ。うっ、耳が痛い。
もし実績がない人は、3月の選考会で優秀な成績を収めて「わからせる」ことが大事かなと思います。

目的が「プロになること」で終わっていない人

これはRADパイセンも言っていたんですが、プロ選手の目的は「プロになること」じゃないですからね。
「プロにしてください。がんばります!」って言われても、それはチームから「何かを与えてもらう」って発想で、魅力がありません。

むしろ「俺がチームに加入することでこういうメリットがあり、だから世界一の称号を俺がとってきます」と、チームに対し「与える」という発想を持っている選手に魅力はありますね。

そして、遠く、世界一を見ている選手はきっと、練習もきっちりやるはずです。


これらは基本中の基本だと思います。1年先にクラロワのプロになった選手たちはすでに通過した地点です。

これがありさらに光るものがあって、プロが見えてくるのかなと思います。

健闘を祈ります。

以上、よろしくお願いします。