「好き」なことしかできない男、ドズル氏の結婚に寄せて

後悔だらけの人生なんです

お疲れ様です、pontaです。

自分の人生を振り返ると、回り道ばっかり。後悔の多い人生ですね。

ゆうて貧乏とか、不幸とか、そういうのはなかったです。むしろ裕福な家庭で甘やかされて育ちました。

ただその裕福さが、私から度胸を奪った。プライドが傷つくのを恐れるあまり、チャレンジをせずに生きてまいりました。

高校も、大学も、就職も。第一志望をワンチャン狙うより、第二志望でゆうゆう合格、みたいな。

「いいとこ狙えば」なんて言われても、私にとってはプライドのほうが高い代償。

失敗しても死にゃーしないのに、自分を守って守って、よく言えば手堅く。悪く言えば守りに入って生きてきました。

20代前半までの自分の人生を思い出すに、本当に意気地なしだなーと。いやになるね。死ぬとき、絶対後悔するやつです。

恋愛も同じで、本当に好きになった子には告れない。だらしない。どうしようもないです。

でもまあ、勇気を出すときもあるさ

ただ私が23歳のとき、バイト先で出会った綺麗な女性がおりまして。

その子のことは、別の男も狙っていて、ああ、「この子は取られたくない」と。頑張り時だなと。失敗してもかまうもんかと口説きました。

大事なのは自分のちっぽけなプライドではなく、彼女なんだといったところでしょうか。

生まれて初めてです。自分の度胸のなさの枠を飛び越えたのは。チキンレースで崖から飛び降りた。

それで運よく彼女は自分のほうを向いてくれまして、それが今の妻です。

その後も、ちょいグダグダの人生なんぞも送りつつ。

ただそこで、自分のくだらないプライドの枠を「好き」で乗り越えた成功体験が、自分をいい方向に向けてくれたんじゃないですかね。たぶん。

いい歳こいてドズル社に転職したのもきっと、今の妻と出会えたからかもしれません。

勇気ってスキルさえあれば、人生はわりとイージーモードなんだなと気づけたので。

あえて「好き」から遠ざかることほど無意味なことはない

度胸がないのもそうなんですが、あと私はゆうて真面目なんで、「苦労こそが人生だ」みたいな考え方もあって、「ラクして一番好きなものを手にするなんて、あっちゃいけない」くらいに思い込んでおりました。

でも実はそうではないんですよね。自分の「好き」を見つめること。それに向かって素直に手を伸ばすこと。そこでひるまないことが人生で一番大事なんだなと。

いまの妻が運命の人かどうかはわからないけれど、ケンカもよくするけれど、でもあのとき、彼女に振られることを怖がらなかった自分を、たぶん老いて死ぬときに、後悔だらけの人生で、そこは後悔しないんだろうなと思っています。

もし後悔するとしたら、それ以外の、「好きに向かってまっすぐ手を伸ばせなかったこと」「自分の好きを押し殺したこと」かな。それらが私が後悔することなんだろうなと思っています。

「好き」にひるまない男

で、ドズル君を見ていると「私が20代のときになりたかった私だな」と思う時があります。

だって彼は10代のときから「自分の好きを大事にして、自分の道を歩むこと」を当たり前のようにやっているんですよ。

好きのためのチャレンジを恐れない。

っていうか、私も彼も、「好きじゃないことに取り組むこと」が本当に苦手なタイプなんですが、ゆうて私がだましだましやれるタイプなのに対し、ドズニキはそれが絶対できない。

だから、つねに「好き」への最短距離しか取らない。

私にあの勇気があれば。あの思いきりがあれば。あと15年はいろいろショートカットできたなと羨ましくなれますが、それも仕方ない。

人間のもって生まれた器ってやつかもしれないです。

「好き」しか耐えられない彼が選んだ女性のこと

そんな彼が今日結婚した方は、とても美しく、かつドズルさんの最強の理解者です。

そしてなにより大事なのは、「好き」への最短距離しか取らないドズルさんが、「好き」じゃないことは耐えられないタイプのドズルさんが、ずっと一緒にいた方だということです。

「好き」な気持ちを押し殺さない、「好き」な気持ちを後回しにしない、そんな不器用な彼がまっすぐに愛しつづけて、そしてこれからの長い人生、新たな道を歩み始めた日が今日です。日付はえーっと、上記のタイムスタンプを見てください。

ゲーム仲間として、ボスとして、そして友人として。嬉しくてたまらないです。

まとまりませんが。

ドズルさん、奥様、ご結婚おめでとうございます。

お幸せに。

以上、よろしくお願いします。