「個人攻略サイト」が滅びている! クラクラ、クラロワだけではない、その危機的状況を考察する

お疲れ様です、pontaです。

ブロガーのadaさんから「クラクラ攻略サイトが滅びている」という問題提起がされました。

攻略サイトが壊滅してしまったことで、とくに初心者の情報を集める手段が限られてしまいました。

これは別にクラクラだけで起きている問題ではないんですよね。ほかのゲームも同じです。

ゲーム攻略サイト全般に起きていることをまとめ、解決策を考察してみたいと思います。

あと最近、Photosopを勉強しているのでそのアピールのため、サムネ画像を意味なくここに載せておきました。ご査収ください。

SEOに強い大手ゲームサイトが検索上位を独占する

SEO。つまり検索サイトの検索結果上位を、大手ゲームサイトが独占するようになってきました。なぜかというと、儲かるから。

2017年にGamewith社が攻略サイトの作成でマザーズ上場したことからもその収益性はわかりますね。儲かるところに人が集まるのは当然です。

まあ、これ自体はいいことなんですよ。攻略情報の増えることはユーザーにとってメリットです。

問題は、そのゲームにコミットしてないというか、「愛がない」人たちがそのゲーム攻略に携わってしまったこと。新作が出ると知れば、まずはWikiサイトを構築し、徹夜で攻略。それは偉いんですが、情報がないまま入れ物を先に作るから「工事中」だらけのサイトが出来上がる。

なのでユーザーはサイトを検索しても「工事中」だらけのサイトを見て失望することになる。

そしてそのゲームのアクセスが少なくなるとWIKIは捨てられ、メンテナンスなきまま古い情報だけが残ったサイトが負の遺産。

完成してればいいけど、たいていは「工事中」だらけっちゅうね。

ゲーム愛がある人ならばそんなことはしないと思うんですが、「儲かるか儲からないか」で判断するとそういうことになっちゃうんですよね。

そうしたサイトが上位に立ち並ぶことで、本当に有用な情報を秘めたサイトが下位にきてしまいます。

GOOGLEって検索結果1位のサイトはクリック率が21.12%ですが10位のサイトは1.64%と流入がはるかに少なく、ゆえにご臨終です。

クラロワはきっちりいろんな大手が更新を続けているからまだいいけど、クラクラはほんとやばいっすね。

ゲームの主戦場がコンシューマからアプリに移行し、アップデートのたびに攻略データが陳腐化する。そのメンテナンスが大変。

プレステとかDSとか、ゲームソフトを買うタイプのものならデータは固定されてるからいったん攻略サイトを作ればそれで大丈夫。

でも最近のゲームってアプリが主戦場。

アプリって、アップデートすると情報がすぐ、古くなっちゃう。ゲームサイトの中には「2018年10月5日時点の情報です」とか但し書きがあるところもありますよね。それってアプデがあったら情報が陳腐化することを見越して書いてるんですよ。

もちろん、頻繁なアップデートは、ユーザーにとってありがたいことで、どんどんやるべきなんですが大変なのはサイト運営者。

昨日まで常識だった「ホグライダーが巨大爆弾で2倍ダメージ」とか「援軍誘導のやり方」が、翌日には「嘘」や「でたらめ」になってしまう。

年数がたてばたつほどゲームデータは巨大になり(クラロワでいえばカードが増えていく、的な)、修正点も増えてしまう。

丁寧にメンテナンスしてもPVには影響ない。辛い作業ですよね。

苦労して攻略およびデータを収集しても、別のサイトやYouTuberに成果を奪われやすい。

ゲームリリース当初のデータ収集バトルは非常に激しい戦いです。

ゲームが上手くて済むならいいのですが、「レアカード」の情報を集めるとか、運要素も含まれる至難の業です。

ただ、いったんそのデータが表に出てしまえばその情報は一気にオープンになります。

個人サイトの情報を、検索順位が上位の業者がパクっても、そのパクリの証明はむつかしく、個人サイト側は泣き寝入りするしかありません。

そういう事件ってありましたかね、そういえば(すっとぼけ)。

動画攻略がトレンドになっている

これらGoogle検索のクソ化に伴い、攻略情報の検索は動画で見る層は確実に増えております。

文字には文字の良さがあるんですが、検索結果がクソになったせいで、文字の良さを知っている層まで動画に逃がしているという状況です。

まとめ

PVが取れるゲームはいいけど、古いゲームは攻略サイトが作られないという現状を上記の通り、考察してみました。

クラクラはそれに加えて、ゲームコミュニティがすでに成熟し、初歩的な攻略情報を新規に収集する層が少なくなっています。つまり作成の見返り(PV)が乏しい。なので苦労して攻略サイトを作っても、適当なブロガーが適当な冗談を言ってるほうがアクセスが多くてやってらんねえ、という事態も招きます。モチベの維持どうすんのよ。

誰かが男気を見せて大変な思いをして作っても、損にしかならない仕組み。長期的には続かないし、いずれはそこすら負の遺産になることが目に見えています。

なので現状、YouTubeで作って、そのとき必要とされてる攻略情報をピンポイントで撒いていくのが正解という状況ですし、実際そうですよね。

まとめると「攻略サイトで初心者への入り口を作ったほうが絶対にいいけれど、そのメンテナンスの工数は誰が負担するの」という悲しい状況なわけです。

水道とか電気とかのインフラとおんなじですよ。必要だけど、民間に任せたらその民間がつぶれちゃうっていうね。

だから、クラクラ公式さんがどっかに委託して攻略情報サイトを備えるのがまあ、実現可能かどうかは別にして正解かなと。

でもそんな委託できる会社あるかな…。

クラクラ、クラロワの知識が豊富で、実績のあるゲームライターが所属していて、スーパーセルとコミュニケーションが取れる会社。

そんな会社があったらなあ~。まあ、あるわけないか…。

あるやん。。

まあ、最後の営業は冗談です。

そんな惨状ですが、とりあえずはYouTuberの一過性の情報と、志のあるサイト運営者によるメンテナンス可能な範囲の情報提供、その両輪でいくのがよいのかなと思いました。

以上、よろしくお願いします。