老害って年齢ではなく、主流から外れる悲しみ、見慣れぬものへの恐怖心による新鋭つぶしのことなのかもね:Tik Tok とか鳥越俊太郎とかも絡めて

老害感あふれる記事を読んだ件

お疲れ様です、pontaです。

鳥越俊太郎さんが「電子マネーより現金だ」との自説を開陳し、ネット界隈に老害感をプンプン漂わせています。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181003-00000004-moneypost-bus_all

とはいえ、老害なのは実は編集さんの方で、鳥越さんは言わされた疑惑なきにしもあらずですが。

それはそれとして、鳥越さんの体から滲み出る「最近の若者はなっとらん感」が老害キャラに似合いすぎているのも確かという。ひでーこと言ってる自覚はあるけど仕方ない。

で、人口減りゆくこの現代日本において、「お釣りのカウント」という工数をかけてまで感じる情緒とは何だって話ですよ。

ふだんぞんざいに金を授受しておいて、こういうときだけ『なんだか寂しい気がする』とか昔にしがみつくのはちょっとずるくないですか。

むしろ電子マネーによって生まれた余裕で「ありがとう」と店員さんに言えばいいだけの話ではないでしょうか。

昔のやり方に慣れているのは仕方ないにせよ、それで新しいやり方に怒りまで感じちゃうのはちょっと、どうなのかなと思うわけですよ。

そしてこの老害魂、じつは我々みんなの中に眠っているんですよね。

SNSでは #最近の小学生は知らない タグで中学生が懐古に浸り、ガキがガキにマウンティングする世の中です。

お前ら全員、未来だけ見て生きる年頃やっちゅうねん。

や、懐古だけならまだいいんですが、見慣れぬサービスの登場にまずは拒否反応、そして叩く人の群れ。心、老いてますよ。

Tik TokにせよInstagramにせよ、理解できなくても仕方ないんですよ。だってターゲットが自分じゃないんだから。自分が対象に入ってない、もともとお金を払うことに期待されていない製品に対して腹を立てても仕方ない。おっさんにはおっさんの、非モテには非モテの趣味世界があるように、リア充にはリア充の承認欲求の満たし方があるに過ぎないのです。

こういう、理解できない世界の出現に対しては、「受け入れられない」と内心感じるまではよし。

そうではなく拒否反応や怒りを表明して、他人の楽しみを阻害しようとした時点で、年齢関係なく老害の第一歩なんじゃないかなと思います。

とくに過去、成功した人な。成功した人ほど、過去の成功体験にしがみつく。
さらにそこで得た権力と名声が若手にとって無視できないほど大きい以上、そのしがみつきの害はとんでもなく大きい。

そういう自分はどうか

ひるがえって自分はどうか。

別に私は成功者でもなんでもないですけど、クラクラというゲームでは有名になりました。

そして今年、第一線から退いて、イベントも企画しなくなって、主流から外れていく寂しさがまったくなかったといえば嘘になります。

でももう、「クラクラを盛り上げるために戦ってない」ですからね。戦ってない人間が、主流から外れる寂しさのあまり、新しい人間の戦いを拒否したらマジモンの老害になるなあという自戒があって。

だからわたくし「いまのクラクラはすべて正しい」。そして「いま行われているイベント、リーグはすべて神」というスタンスです。盛り上げることもしてないですけど、現状はすべて肯定して、クラクラをほどよく楽しんでいます。

とはいえ、私が老害キャラで第一線に立ち続けて、若い人たちのボスキャラとしてあり続けたほうが、逆にクラクラコミュニティは盛り上がったかな、新鋭のモチベになったのかなという自意識過剰な意識もありつつ。

でもまあ、自分が老害であるという意識で生きていくほどつらいこともないので、新しい世界で戦う道を選んだし、これからもそうあろうと思っています。

老害化を避けるには新鋭と同じ場所で戦いつづけること。それか新しい道に進むこと。そのどちらかなのかなと思います。

以上、よろしくお願いします。