「意識の低い人」こそ転職&異動すべき理由

「意識の低い人」こそ転職&異動すべき理由

私は意識が低い

お疲れ様です、pontaです。

私はそもそも、意識が低い怠け者で、「そこそこ働いて、そこそこ稼げればそれでいいや」程度の労働観しかない人間です。

仕事はラクなほうがいいし、出世なんてしたくない。欲がないんですよねえ。のんきっていうか。

ただ、そういう自分を知っているがゆえに、労働環境は頻繁に変えてきました。

転職とか、部署異動とか。

だって、環境を変えると、がんばらざるをえないじゃないですか。

知識もスキルもないリスタートだから、「そこそこ」程度になるにしても相応の努力がいる。怠け者でいることが許されないわけです。

で、その結果3年もたつころには、自分の幅が広がって、いろいろ覚えて、仕事に慣れるんですよね。そしてがんばらなくても、結果がついてくるようになる。

最小限の努力で、最大限の結果を得る方法を知る。

がむしゃらにがんばっていたころよりむしろ褒められるくらいで。いい気分です。サボリタイム、収穫のときです。

「楽でいいじゃないか」って話ですが、そこで成長曲線が思いっきり鈍るんですよね。

だってさぼるんだもん。過去の貯金の利子で暮らしているようなもんです。

営業でいえば、新人の頃は5件の客先を訪問していたところ、3件しか回らなくなる。
それでいて、5件回っていたころより数字を出す。

本当はここで、昔と変わらず5件を回り続けなければいけないんです。でもそれができない。手加減しちゃうんですよね。ブログとか書いて、ゲームのクランを大きくしちゃいます。

そしてそのとき、別の新人はがむしゃらに5件を回り続けているわけですよ。

これが怖い。

たとえ自分は3件で彼よりいい数字を出していたとしても、成長曲線はこの新人のほうが上です。

いつかは抜かされるか、追い付かれる。トシを取ってる分、あるいは給料が高い分、自分のほうが不利です。

だから怖くなって、過去の貯金で働けるようになったころ、転職したり、部署異動したりするのです。

ダメな自分を知っているから、あえて追い込む

最近よく「私ももっと若ければチャレンジしました」とか「転職するのってリスキーですよね」って言われます。

いや、わかります。あまり軽々しい転職は私もおすすめしません。

とはいえ、過去の遺産で働けること、既存の場所で楽をすること、それが一番リスキーだと思うんですよね。

だって、成長が止まったままトシだけ食って、使い物にならなくなったころにクビになったらそっちの方がやばくないすか。

特に私の前の会社はホワイトなわりに社員がよくクビになったので(そこはブラック)、次は我が身かといつも冷や冷やしてました。

株式会社ドズル(仮)はベンチャーですから、5年後、潰れてるかもしれませんけど、かといって惰性で前の会社で働き続けるほうが首になる的な意味でリスキーだなと思ったんですよね。

そりゃ転職は怖いですけど、仕事を「流してやれる」ようになったら、自分的にそっちのほうがもっと怖いことなので。

自分、意識が低いですよ。そこそこの人生でいいや程度の男です。でも、そこそこを維持するために、がんばる。

自分で自分に強制的に適度な負荷をかけて成長を促す。「成長」という名の収穫が減ったら、多く得られそうな土地に移る。それが怠け者の私なりのリスクヘッジだったりします。

以上、よろしくお願いします。